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どたばた

王妃の館 上・下  浅田次郎

ブッキングしたツアー客のどたばたの話。

浅田氏の本は初めて読んだんですが、こういうの書く人だったんですねー。
「鉄道員」書いた人!というイメージがあったのでびっくりしました。
読んだことも見たこともないんですけど、硬派な作品ですよね?

アサカさん(漢字忘れた)の暴露にはびびりました。なにその関係。しかも戸川君の子どもじゃないの?
思わず吐いた気持ちがわかります。

ポジもネガも、最後には一心不乱に右京先生の原稿を読み漁る、っていうのが普通じゃないのに面白かった。本当は交わってはいけない線が、交わってしまったみたいな。
でもみんな文句も言わず(言ってた人もいたけれど)、最後には大団円。
好きです。こういうの。

最後ではほろりときます。先生のセリフとお話に。集合した後の朝食のシーンも好き。登場人物はみんな一癖も二癖もある人たちなのに、すごいいい人たち。
ベガスにビル建てるなんて!香さん、収入めちゃめちゃよくなるんじゃん!
やっぱり旅行は「来て良かった」って思ってこその旅行だからね(笑)。

右京先生が書いてる、という設定だと思われるルイ14世の話。
フツーに面白いです。あの人たち(プティ・ルイとかママンとか料理人さんとかです)はほんとにいた人たちなのかなー?
ルイ14世の子どもが跡を継いだんではないことは知ってますが。(←世界史受験者)
by kei-kasa | 2005-08-17 12:09

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by kei-kasa